トシローさんの熊本県〜鹿児島県の旅行記

春爛漫 南九州ぐるり3泊4日旅
- 1日目2025年4月4日(金)
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09:00-10:00
羽田空港から阿蘇くまもと空港に9時過ぎに到着、10時過ぎに高速バスの特急たかちほ号に乗車。途中の高千穂バスセンターで降車します。
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11:00-12:00
高速バス特急たかちほ号は、途中の高森駅バス停でトイレ休憩。高森駅は南阿蘇鉄道の終着駅、この日は春のイベントが開催中みたいでテープカットも行われていました。
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12:00-13:00
阿蘇くまもと空港から特急たかちほ号で2時間ちょっと、高千穂バスセンターに到着。バスセンター内の観光案内所に入り、高千穂峡の散策コースを相談しました。大半の観光客は観光用のバスを利用する様ですが、滞在時間も3時間超とたっぷり有るので頑張って歩いて観光する事に。
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高千穂バスセンターから南へ歩き、五ヶ瀬川に架かる青葉大橋を渡ります。青葉大橋からの五ケ瀬川の眺め、この深い渓谷の下流に高千穂峡が在るわけです。相当下るなあ。
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13:00-14:00
青葉大橋から五ヶ瀬川の左岸沿いに歩きしばらく行くと、急なくねくねとした坂道となり高千穂峡の御橋のたもとに出ました。急に高千穂峡が出現した感じです。御橋の下にはボートが数艘見えます。高千穂峡の貸しボートです。
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13:00-14:00
御橋からは真名井の滝が良く見えますが、すぐ横をボートが通っています。高千穂峡でも人気のビュースポットで、落差17mの滝を下から見るのは爽快でしょう。
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13:00-14:00
真名井の滝上からは高千穂峡に沿って自然歩道が整備されていて歩き易くなっています。旗を持ったガイドさんに続く団体客の流れを見極めつつ、隙間を縫って進みます。
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13:00-14:00
インバウンドの団体客の隙間を縫ったつもりでしたが、途中で高千穂峡自然歩道の大渋滞にはまってしましました。反対からも来るので仕方ないでしょう。
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13:00-14:00
高千穂峡の見所の一つが柱状節理、阿蘇山が噴火した際の溶岩が固まって出来た柱上の石群。日本各地に柱状節理は数多く在りますが、これほど綺麗で形の良い柱状節理群は珍しいと思います。
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14:00-15:00
高千穂峡自然歩道を進み、高千穂三橋の神橋と高千穂大橋を渡り、坂を登って高千穂神社へ。高千穂八十八社の総社で、創建が約1900年前と伝わる古社中の古社です。
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14:00-15:00
高千穂神社の本殿横には神楽殿が在り、夜に神楽が演じられるそうです。夜に観る神楽は幻想的でしょうね。次回訪れる機会があれば、是非観劇してみたいです。
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14:00-15:00
高千穂神社参拝を終えて高千穂中心街へ戻る際、道路沿いのあちらこちらで高千穂神楽のモニュメントが数多く見受けられました。地元の宝であり、この先も守り続ける伝統ですね。
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14:00-15:00
高千穂町の旧高千穂駅を見に行きました。日本全国で経営面での廃線が多く議論されている中、自然災害により廃線となった高千穂鉄道。乗ってみたかったな。
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14:00-15:00
高千穂バスセンターから延岡行の急行バスを待つ間、多少時間が有ったので観光案内所で近場の観光スポットを訪ねるとくしふる神社なら近いと。バスセンターから10分程、高千穂八十八社の1つであるくしふる神社。散々高千穂峡を歩いた後なので、参道石段が長かったらきついなと思いましたが大丈夫でした。参拝して高千穂を後にしました。
- 2日目2025年4月5日(土)
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08:00-09:00
今旅では南九州版のバスフリーパスを購入、以前は3日間連続使用でしたがリニューアルにより連続でなくても可になり使い易くなりました。2日目は鉄道旅ですのでバスフリーバスは未使用、延岡から日豊本線を南下します。最初は高鍋駅で途中下車、バスも少ないので駅前から歩いて高鍋城址を目指します。
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09:00-10:00
高鍋駅から歩く事約40分、城の濠らしき景色が。石垣からして高鍋城址の一部である事は間違いないでしょう。高鍋城址は舞鶴公園、日本の城の別称で一番多いのが舞鶴城でしょう。鶴や亀の名前を付けるのは、一族繁栄の願いを込めるからですよね。
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09:00-10:00
舞鶴公園の手間に注連縄が掛かった巨木が目に入りました。舞鶴神社の境内に生える大クスで、推定樹齢は5百年と伝わる国の天然記念物。二股に分かれた片方は有りませんが、何とか持ちこたえている感じです。
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09:00-10:00
舞鶴公園の「桜まつり」は前週だった様ですが、まだまだ園内の桜は満開状態で多くの市民が花見に訪れていました。天気にも恵まれ、露天商の方もしっかり準備をしています。
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09:00-10:00
高鍋城址には目立った遺構は少なく、舞鶴公園として市民の憩いの場としての役割が大きい感じ。桜の木の下の芝生に大きなブルーシートを拡げ、花見宴会の準備に怠りなし。
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09:00-10:00
舞鶴公園内の高鍋町歴史総合資料館の横に在る住居が萬歳亭はなれ、高鍋藩主であった秋月家の子孫の住居跡。時節柄もう五月人形が展示されていました。
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09:00-10:00
舞鶴公園内の高鍋町歴総合資料館の裏手には、御殿井戸と共に刀工鍛冶場が復元されています。萬歳亭はなれと共に貴重な建築資料です。
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09:00-10:00
薄暗い刀工鍛冶場の中を覗いてみると、リアルな刀剣を打つ二人の刀鍛冶が。珍しく良く出来た人形で一瞬ハッとしました。人形以外の備品類も丁寧な造りです。
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11:00-12:00
高鍋駅から南宮崎駅へ、ここで日豊本線から日南線に乗り換えます。乗換時間の合間、駅近くの宮交シティへ。宮交シティは大きなバスターミナル、JR以外の鉄道がない宮崎県ではバスが重要な交通手段みたいです。
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13:00-14:00
南宮崎駅から日南線を下り青島駅で途中下車、駅から海側へ歩き青島神社へ向かいます。参道を抜け、美しい砂浜の青島海岸と青島を繋ぐ弥生橋を渡ります。
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13:00-14:00
青島神社が鎮座する青島の周辺には、いわゆる鬼の洗濯岩と呼ばれる岩場が見られます。泥岩と砂岩が重なった岩盤層が隆起したもので、泥岩部がより侵食されてこの様になるみたいです。
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13:00-14:00
青島は周囲1.5キロ程の小さな島ですが、島全体が青島神社の境内だそうです。綺麗な砂浜と鬼の洗濯岩と亜熱帯植物に囲まれた美しい島ですが、鮮やかな朱色の神門や本殿がより際立って目に映ります。
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14:00-15:00
青島駅の次は油津駅で下車、油津の町並みを見学するつもりで降りました。しかし、駅舎が真っ赤でびっくり、何で?と思いました。良く見ると広島カープの赤、油津が広島カープのキャンプ地だとは知りませんでした。
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15:00-16:00
油津駅からは油津港方面へ、途中堀川運河沿いを散策。一昨年訪れた飫肥城跡、飫肥藩の名産品は飫肥杉でした。その飫肥杉を運搬するために難工事を乗り越えて造られた歴史的な運河です。
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15:00-16:00
油津港の手前付近は、古い歴史的な建造物が幾棟か遺されています。中町通りには赤レンガ館、横浜・舞鶴・敦賀等の赤レンガ倉庫と比べると1棟だけで見劣りはしますが遺されていることに感謝。
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17:00-18:00
油津駅から更に日南線を下り、宮崎県から鹿児島県に入って終着駅である志布志駅に到着。駅前のスーパーで買い出しし、今宵の宿を取ったホテルにチェックイン。ホテルの窓からは志布志港に停泊するフェリー、さんふらわあ号が良く見えました。
- 3日目2025年4月6日(日)
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07:00-08:00
3日目は志布志駅前から鹿屋を経由して鹿児島へ向かう、大隅半島横断バス旅の予定。その前に志布志の早朝町歩き観光、ホテルから近い大慈寺の参拝から。
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07:00-08:00
市内を流れる前川に架かる宝満橋を渡ると宝満寺公園が、明治の廃仏毀釈により廃寺となった奈良時代創建の古刹・宝満寺の跡地です。背後の岩窟と自然が調和した庭園は、往時の荘厳さを偲ばせます。
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07:00-08:00
宝満寺公園から志布志城跡までは武家屋敷地区、湧水も豊富なかつての中心街。武家屋敷地区入口付近に在るのが平山氏庭園、残念ながら家屋は倒壊していて庭園の面影も無し。
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07:00-08:00
志布志内城近くの天水氏庭園、屋敷は辛うじて建っていますが庭園も整備されているとは言い難い。枯山水様式と呼ぶにはやや残念、維持管理も大変でしょうが頑張って遺して欲しい遺産です。
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07:00-08:00
天水氏庭園近くに志布志城跡(内城)の登山口が有りました。周辺には廃屋が数棟在り、細い登山道に入るのは少し不気味な感じ。恐る恐る登り始めます。
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07:00-08:00
志布志内城への登山口付近は不安を感じながらでしたが、途中からは狭い道ながらも案内板が適所に配置されていて無事内城本丸跡に到着。意外と広く平坦な本丸跡でした。
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10:00-11:00
朝の志布志観光を終え、志布志駅前からバスで鹿屋へ向かいます。約1時間で鹿屋市役所前バス停、市役所横の鹿屋鉄道記念館を訪問。昭和の時代は志布志から国鉄の大隅線で来れた場所、大隅線も乗ってみたかった。
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10:00-11:00
鹿屋鉄道記念館は無料で見学可能、館内には大隅線当時の貴重な資料がてんこ盛り。鉄オタなら垂涎の展示品ばかり、外には往時走っていた車両も。訪問記念の模擬硬券も頂きました。
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11:00-12:00
鹿屋訪問のもう一つの目的地が鹿屋航空基地史料館、海上自衛隊鹿屋航空基地に隣接する資料館。史料館周辺の広い敷地内には数多くの海上自衛隊機が展示されています。
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11:00-12:00
史料館内部も無料で見学出来、第二次世界大戦時から現在に至るまでの貴重な資料が満載です。鹿屋からも多くの若者が特攻隊員として飛び立ちました。戦時中の展示資料は特に胸に響きました。
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13:00-14:00
鹿屋航空基地史料館の見学を終え、航空隊前バス停から鹿児島行の直行バスに乗車。このバスは垂水港からバス毎フェリーに乗船し、鴨池港で下船して鹿児島市内へ向かう珍しいバス。このバスに乗るのも今旅の目的の1つでした。
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13:00-14:00
垂水港から鴨池港までのフェリー乗船時間は30分程ですが、デッキ右手には桜島がずっと見えてます。列車旅ではフェリーに乗る事も出来ませんので、今バス旅ならではの貴重な体験でした。
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16:00-17:00
鹿屋から直行バスに乗り、2時間で鹿児島天文館着。ホテルのチェックイン時間には早いので、照国神社に参拝し神社横の島津斉彬公銅像にご挨拶。
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16:00-17:00
照国神社大鳥居前の鹿児島県立博物館も開館中だったので見学(無料)。「ジオパークに行こう!」という鹿児島の自然に関する企画展を開催中でした。
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16:00-17:00
企画展では鹿児島県内のジオパークの紹介と共に、県内に生息する生き物関連の展示も有り、生きた爬虫類や魚類も観察する事が出来ます。久し振りに顕微鏡を覗き、ミジンコの姿を見て感動しました。
- 4日目2025年4月7日(月)
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06:00-07:00
旅の最終日は鹿児島天文館から高速バスきりしま号でスタートの熊本に戻り、阿蘇くまもと空港からの羽田便で帰路に就きます。バスの時間までは城山公園展望台に上ります。
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06:00-07:00
中央公園を抜けて西郷さんに朝の挨拶をしてから、横の道を抜けて城山公園へ。城山へのウォーキングやランニングを日課にする数多くの市民さんとすれ違いますが、皆さん気持ち良く「おはようございます。」してくれます。
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06:00-07:00
城山公園入口から緩やかな坂道をくねくねと登り、約40分で城山展望台に到着。思ったより展望台は広くありませんでしたが、鹿児島市内が一望出来ました。
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06:00-07:00
城山展望台からは鹿児島市内と共に桜島も一望、もう少し早く来れば桜島から上がる朝日を見られたのに。西郷さんもここから桜島を眺めていたのでしょう。
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13:00-14:00
鹿児島から高速バス3時間で熊本へ、阿蘇くまもと空港に移動してチェックイン。立派な出発ラウンジで、地場産のかぼすハイボール缶を片手に旅を振り返ります。南九州観光の足は鉄道だけでは無理、バスも不便な地域が有り組合せがベター。その意味から今回のバスフリーパスが連続日でなくなり、間に鉄道移動日を挟めたのは有効でした。などと一人回想しながら、ついつい2缶目と呑み過ぎました。
春爛漫 南九州ぐるり3泊4日旅
1日目の旅ルート
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